ロサンゼルス日和り

東京からロサンゼルスへ、暮らし、旅、食にまつわる日々の記録

アメリカの物価上昇指数がとんでもない事に 年収800万円でも低所得者?住宅事情は?

こんにちは。アメリカ在住Coryです。

 

ついにアメリカの消費者物価指数が9.1%を超えました。

肌感覚では、

  • レストランに行くとメニューに修正があって、大体2-3ドル(2-300円上がっている)。
  • ロサンゼルス住宅購入価格は、平均的な2ベッドルームで$750,000以下を見かけず、賃貸も学区のいい地域の2ベッドルームは$3,000(約30万円)。
  • 幼稚園やデイケアの費用も$100(約1万円)追加されるところが多い。
  • 食料品の値段も地味に一点一点$1-2上がっている。(積もれば大きい。)
  • AmazonのWhole Foods Deliveryは$9.99とるようになった。

などの事が上げられます。

 

驚いたのは、知り合いが「低所得者用アパート」に申し込んだというのでその条件を確認すると、なんと年収$80,000 (日本円で800万円)まではアプライ可能との事。この地域では年収800万円はもはや低所得者扱いなのか、と愕然としました。。。

 

そんな中べつの知り合いは、Irvineという少し南下した地域に家を新築で購入。1 millionで購入したそうですが、既に$30,000の住宅価値が上がったそうで、喜んでいました。

 

住宅購入に伴う費用

ただ、住宅購入者には下記の費用もかかります。

  • 税金0.72%
  • 火災保険
  • ローン保険
  • (コンドミニアムなどは)管理費
  • 修理費
  • ゴミ収集費用など

Most homeowners pay a monthly mortgage. Other potential monthly costs include taxes, homeowners insurance, private mortgage insurance (if you have an FHA mortgage), and HOA fees, if applicable. You will also likely pay monthly heating and cooling, electricity, and water.

 

例えば$800,000の家を購入すると

Average County Tax Rate
0.710%
(Los Angeles County)
Property Taxes
$5,680
(Annual)

の費用が年間かかります。月$473ですが、これに管理費やローンのInterestを加算すると

20%の頭金で$650,000のローンInterest 3.5% $22,750 月$1,895.83

Home Owner's Insurance $200

HOA (example) $350

Total : $2,918.83 (約30万円)

 

ちなみにこれは、維持費用のみです。

現在Interest Rateは5%を超えたと聞いていますので、これよりもっとかかります。

さらに、売却の時に現在の様な不動産バブルが起こっているかはわかりません。統計では確かにロサンゼルスの住宅価格はずっと上昇しています。例えば、今の大家さんは1990年代に私達の住む家を購入。その時のProperty tax 価格なので相当利益が出ています。

 

また別の人に聞いた時は、同じく1990年代にVeniceに家を購入。この地域は最近特に土地の価格が高騰したので、かなりの利益が出るそうです。月々の固定費は$2,000程。ガーデナーや修理のハンディマンも全て自腹なので、その費用を考える必要があります。

 

賃貸の場合は、家賃上昇の恐怖が常につきまといます。しかし、住宅購入は大きな買い物を30年かけて払い続けていく&場所の移動やダウングレードオプションが難しいという長距離マラソンに心が参ってしまいそうになります。

 

結局その時自分がいいと思う選択をするしかないですね。