ロサンゼルス日和り

東京からロサンゼルスへ、暮らし、旅、食にまつわる日々の記録

旅について

個人的に旅とは、問題解決の場だと思います。

新しい場所、新しい景色、新しい常識の中に身を置くと、一つの国や価値観に囚われない自由を得る。と同時に分からないことや、想像の範囲を超えた環境に身を置き、やり過ごす術を知る。余裕が有れば楽しむこともできる。

 

旅に出て得た一番大きな収穫は、旅の最中いかに快適に過ごすかを考えるおかげで、日常生活では知る事が出来なかった「自分が好む習性」を少し客観的な目線で見つける事ができたことです。

 

例えば、旅の始まりには、不安もあったからか、多くの荷物を持っていました。でも、日数が経つに連れて手元に残ったのは、必ずしもみんなが必要としているものではなく、「自分」が本当に必要としていたもの、情報に削ぎ落とされていた事です。

 

起きて半畳、寝て一畳といいますが、本当にその通りだな、と。必要なものとそうでないものが、旅という凝縮した空間の中、物理的、精神的に多少なりとも見えてくる。この瞬間が楽しみで、それを私の中で目的の一つとしています。