ロサンゼルス日和り

東京からロサンゼルスへ、暮らし、旅、食にまつわる日々の記録

出産時の危険なこと

アメリカは先進国であるにも関わらず、出産時の母体、胎児の安全の確保が非常に遅れている国です。

Focus On Infants During Childbirth Leaves U.S. Moms In Danger

さまざまな人種がいて、さらにドラッグユーザーだったり、喫煙者だったり、検診に行っていなかったり、と理由は多岐に渡りますが、上記の記事を読んで危険な項目をまとめてみました。

 

-子癇前症(しかんぜんしょう)又は妊娠高血圧腎症(にんしんこうけつあつじんしょう)(preeclampsia)

 

これは、むくみや血圧上昇(140/110)、尿たんぱくなどで確認するそうです。でも、出産時は主に赤ちゃんのVitalをモニターして、お母さんのVitalは後回しになることがよくあるそうなので、自分で血圧計を購入するくらいでもいいかもしれません。特に出産直後は、体にいろいろな異変(痛みや、めまいなど)が出てくるので、お医者さんやナースも、これはよくあること、と見逃すケースがあると書いてありました。とにかく、塩分を控え、体重管理をし、水分補給、さらにマグネシウムの摂取もいいらしいです。(これは医師の指示のもと)さらに、肝油でビタミンDを摂取することで、上記の症状を緩和するらしいです。良質なたんぱく質も非常に大事だそう。

オーガニック、グラスフェッド、Non-GMO、などをクリアする食材を心がけるといいかも。

 

-陣痛促進剤 (Induction)

 

計画分娩等で、陣痛促進剤が打たれることがあるかと思います。ただ、促進剤というのは病院側の都合と保険会社の都合、そして、それを適格に判断するお母さんのジャッジ力が試される機会かと、個人的には思います。アメリカは特にC-sectionの盛んな国。さらに、医療事故の率は週末に高くなる、とのデータも出ているということは、かなりの割合で医療従事者側の勝手な都合で促進剤を打つのでは?と、つい疑ってしまいます。ベストなのは、促進剤は使わず病院でゆっくり待機させてもらえればいいのですが、それができないのなら、近くのホテルに泊まる、もしくは駐車場に寝泊まりしてでも、促進剤は使いたくないと思ってしまった私です。自分で促進できること、(焼肉食べたり、歩いたり?)をして、もうこれ以上待てない、というところまで粘らねば、と決めています。

 

-大量出血(hemorrhage)

出産時は、平均して300mlくらいの出血は予想されています。最大は500mlくらいまでだそうです。お母さんの体は、そのために血液量を1.5倍にして緊急時に備えています。主に、出産後胎盤が剥がれる時に出血するらしいのですが、通常は2時間後にはナプキンをあてれば動けるくらいになるそうです。まれに、子宮がうまく縮まらず、出血が治まらないケースもあるそう。通常は子宮が急速に収縮することで血管も縮まり止血されるのですが、弛緩出血などが起こると出血が止まらないこともあります。

 

-羊水塞栓症(amniotic embolus)

血圧低下、不整脈、嘔吐、けいれん、呼吸困難、などを伴う、羊水塞栓症にも注意です。これは、羊水が母体の血液内に流れ込むことによって血流を滞らせ、呼吸不全などの症状を引き起こす疾患です。全体の0.03%くらいの頻度だそうですが、出産直後にこの症状が起こらない様に気をつける必要があります。意識レベルや脈拍、血圧、心電図を使い確認します。

 

● 誘発分娩
● 多胎妊娠
● 過強陣痛
● 人口羊水の注入
● 帝王切開
● 軟産道裂傷
● 常位胎盤早期剥離
● 前置胎盤
● 羊水穿刺

が原因と考えられるそう。

 

-癒着胎盤 (placenta accreta)

胎盤が子宮筋層に癒着をしている時に起こる出血だそう。これも、出産から1時間以内に胎盤が排出される必要がある。出産時には、貧血になる可能性があることを考えて、いつもより多くの鉄分を貯蔵しておく必要があるのかなと思います。

 

上記は、自分のためのメモなので医療的な責任は一切負えません。でも、こういうリスクをリストアップすることで、気持ちが落ち着きます。もしご参考になればうれしいです。