ロサンゼルス日和り

東京からロサンゼルスへ、暮らし、旅、食にまつわる日々の記録

セロトニンを増やす方法

今日は、本当に面白いラジオを見つけました。

 

Youtubeで脳科学者、中野信子さんのまとめを見つけたのですが、面白くて一気に聞いてしまいました。

 

以前から、才能や興味のない分野での、嫌々ながらの努力を続けていく事への強い疑問を持っていた私は(弁護士や歯医者になる為の勉強等)、中野さんの言っている事が、渇いたスポンジへの水のように染み込んで来ました。他にも、怒りのメカニズムや、過去の忘れ方、楽しい努力の勧めなど、心に響く内容がたくさんです。 

 

その中でも特に面白かったのが、日本人はセロトニンが少ないという事でした。セロトニンは幸せ物質と言われています。このセロトニンが作られる物質の原料がトリプトファンというものらしいのですが、トリプトファンが欠乏してくると、セロトニンの合成力が減ってくる、というのでことらしいです。そこで行動や食べ物でどのように改善できるのも伝えられていたので、下記に書きます。

 

行動:

朝陽を浴びる。

お風呂に入るとセロトニンが増えるという調査結果がある。足湯でもいい。

 

食べ物:

赤身の肉、バナナ、ヨーグルト、ピーナッツ 

ビタミンB2 と一緒に食べる。

 

さらに、

 

-楽しい努力をする。

遺伝で決まっている才報がある、だから報われる努力をする。手段を間違えない(月までの距離が38万キロだとして、地球上を38万キロ歩く人がいる。これでは、いつまでも月へは行けない。)。一番大切なのは、自分の潜在能力を知る努力をする、という事(すごく納得)。

 

-徳川家康や他の長生きした武将達は、無駄な努力はしなかった。自分の生活をどう楽しむかを考えていたらしい。

 

-運とは行動であり、さらに他人の行動パターンに影響されやすい。 (外向性:外のことによく気が付く、情報を客観的に見ることができる、開放性:新しい飲み物を試す、より良いものを探す。) 論文によって証明されているらしいです。

 

-嫌な記憶は思い出さないようにすると、よけいに思い出す研究結果がある。この場合は、記憶の意味を変えることが大事。

 

-幸福度が高い人は、プラシーボ効果が高い。逆にノンシーボ効果が高いと幸福度が低い。

 

-オキシトシンという物質(出産などで出る物質)、守るものがあるとネガティブな感情がより支配的になってくる。

 

-怒りの感情は、自分の能力を伸ばすことに使う。蓄積すると後ろめたさになる。これは血管を弱めていくことになるから、知性を使う。

 

さらに、脳の老化を防ぐには適度な運動、コミュニケーション(人とよく喋る人)、脳のコレステロール値が低いなども言っていました。そして、モノアミノ酸という物質についてや、メタ認識の方法など、本当に今まで知りたかったことを一気に伝えてくれている気がしました。

 

人と違う考え方、人と違う事をとてもよく解析してくれる人がいるということが嬉しいとも思いました。

 

そして、長命には人と争うより、自分の人生を豊かにする方にフォーカスをしているというのも興味深かったです。