ロサンゼルス日和り

東京からロサンゼルスへ、暮らし、旅、食にまつわる日々の記録

アメリカでIVF 薬をもらうのも大変だった。

10/24/16

 

先週から一週間ほどピルを飲み始め、それをやめ、少量の出血がある今日、いよいよIVFの治療の注射デビューです。ただ、この薬を手に入れることがこんなに大変になるとは予想していませんでした。

 

まず、先週の水曜に診察があり、エストロゲン等の値も5以下ということで、治療開始のGonal-f 225にGoが出ました。やったー!と喜び、クリニックで薬の受け取り方を教わり、月曜の投薬開始のカレンダーを確認。その日は帰りました。

 

ところが、薬を処方する会社から連絡が。”あなたの持っている保険は、私たちを介してだと適応されるかわかりません。”とのこと。じゃあ、私の持っている保険直轄のところへそのPrescriptionを送って下さい、とお願いしました。

 

すると、私の保険会社は、Pre-authorization(事前許可)をドクターからもらう必要があり、それがないとプロセスを進められないと言うではないですか。しかも、不妊治療のような特別な薬は全て郵送のみとのこと。この時点で既に金曜午後4:10。クリニックのナースはもう帰ってしまっています。どうしよー!!!(土日はうちの不妊クリニックは開いていません。)

 

それから怒涛の電話連絡です。まず、クリニックの時間外連絡先へかけ、出たドクターに相談。彼女は薬の指示を書いたドクターではないので、authorizeはできないそう。でも、緊急対策として月曜、火曜の分はPrescriptionを書いてあげるから、自腹になるけどWalk-Inの薬局でもらってきたら?と提案を受けます。金額が心配でしたが、それでお願いすることに。

 

土曜でも開いていた薬局へ行って何とか薬をゲット。で、お会計の金額を見て驚き。。。なんとGonal-f 450の注射一本で$1,000の請求。。。え、クリニックこれ後何本か買ってって言ってたよね、と腰を抜かしそうになりましたが、何とか支払い。保険がないって辛いよー!

 

さて、月曜の朝。シカゴのコールセンターが朝の6:30amから空くということで、時差を考え早起きし、いろいろなシナリオを考えた上でもう一度保険会社と話しました。クリニックのナースにも朝一でPre-authorizationの電話をしてもらい、何とかShippingの手前まで来ることができました。

 

そこで聞いた金額。Gonal-f 450 x 5, MenopurやMedrolなどもろもろ含めて、$215。。。本当にCVS Caremark(保険)のカードに頬ずりしたくなりました。保険なしと保険ありの両方を経験したからこそ感じるこの差の大きさ。とりあえず、アメリカの医療制度について再度考えました。

 

(ちなみに、保険がなくても、以前クリニックの紹介で申し込んだEMD Seronoの補助制度(収入提出、査定によって薬代減額になる制度)等も使えることがあります。)

 

まだ薬が届いていないので、ドキドキです。今回のIVFは敢えてのほほんといこう、と思っていたのですが、金額に関するリサーチと薬の副作用に関するリサーチは怠ってはいけないなと思いました。