ロサンゼルス日和り

東京からロサンゼルスへ、暮らし、旅、食にまつわる日々の記録

スカーゲン ユトランド半島の突端

今日は、スカーゲンの突端にある二つの海流の交差場所へと出発です。


その前に、コペンハーゲンで購入しておいた食材
(トマト、黒パン、ソーセージ、カップヌードルなど)で朝食を作ります。







寒いと汁物が欲しくなるので、カップヌードルで代用しました。
トマトチーズ炒め、キュウリ、ソーセージ、黒パン、そしてカップヌードルです。トマト味のカップヌードルを買ってしまったせいで若干トマトがくどかったですが、美味しかったです。キッチンで自分の食べるものを作ると美味しいし、楽しいということを認識しました。





さて、スカーゲン突端までは、夏はバスが出ているのですが今はオフシーズンのため徒歩かタクシーということになりました。迷わずタクシーを呼ぼうとしたのですが、小さな街のためタクシー会社というものはなく、登録されている人が応じて車を出してくれるシステムでした。ここで、相方殿の携帯が使えたのが功を奏しました。







タクシーは、手前の駐車場で下ろしてくれてそこからは徒歩になります。15分ほど歩いたくらいでしょうか。前方に有名な海流の交差する場所が現れました。ユトランド半島のSkagerrak海峡とKattegat海峡の波はここで交差します。吹きすさぶ風を遮るものが何もないので、厚着過ぎじゃないかと思われる格好でも関係ないくらい、強い冷たく感じる風が吹いていました。ちなみに、着ていたものは、ヒートテック(長袖)セーター、フリースのジャケット、その上に裏起毛の厚手のジャケット、マフラー&帽子、レッグウォーマー、ブーツです。これくらい着ていけば大丈夫かと。 





地図で見た突端の先に立っていることがおもしろくて不思議な気持ちに。この海をヴァイキングの船達はイングランド制圧へ渡っていったということを想像してみると一瞬タイムスリップした感じでした。この海によく漕ぎ出していったその勇気と恐怖。勇敢な北欧の男達の物語には魅力を感じざるを得ません。







ここで遅めの太陽がやっと昇り始めました。朝10時くらいでしょうか。
灯台が絵になって、気温が気にならなければずっと見ていられるほどの景色でした。

とはいいつつ、これだけの厚着でもやはり露出しているところは寒くなってきたので、
開いていたスカーゲン美術館に入りました。






スカーゲンは、芸術家の多い街でも有名だそうで、
きれいな海を描いた絵が多くありました。




大満足なスカーゲンの旅。翌日は、船に乗っていよいよヨーテボリへ渡ります。

乗るはずの船が朝キャンセルになり、
余裕だったはずの時間でぎりぎりになってしまいました。大急ぎで電車の駅へ。





何とかGoogle Mapのおかげで迷わず駅まで着いて、そこでまた小さな問題が。北欧の交通機関は基本、切符を通す改札のようなものがない代わりに検札で回って来た時ちゃんとした切符を持っていないと高額の罰金をとるシステムになっています。今回、急いでいる&駅が小さくて切符売り場がない(皆んなどうしてるのか?)ので、必死に携帯のアップで切符を購入することに成功。結局検札も来ず大丈夫。そんなこんなでフレデリクスハウンから出た船で、ヨーテボリまで一気に行きます。みんなデンマークの方が酒税が安いので空のスーツケースを持って、この船でお酒を個人輸入している人たち(主に若者)が大勢乗っていました。







船は快適で乗り心地もよく、連日の緊張と時差ぼけでぐっすり眠り込んでしまいました。