ロサンゼルス日和り

東京からロサンゼルスへ、暮らし、旅、食にまつわる日々の記録

アメリカから日本に一時帰国5 銀座路地裏ぶらぶら散歩 歴史とモダンの混在

こんにちは。

美容クリニックの帰りに、銀座の路地裏をぶらぶらと散歩してみることにしました。

小さくても個性あふれるお店が数多く点在していて、おしゃれな佇まいのお店があちこちに。こうして見ると、東京は本当に飲食店の数が多い事に気づきます。場所柄か、蕎麦屋やうなぎ屋、古くからありそうな老舗もあり、外から見ているだけで楽しい。狭い場所でもシンプルな美しさを追求する建物を見ると、茶の世界やミニマリズムを感じずにはいられません。

そして、一定間隔であるコンビニの数。ATMや文具、食べ物から薬まで何でも揃い、そしてクオリティが均一なのも有り難いです。アメリカの様に、どこどこの店舗に行ったらこれがない、といった様な不均衡な事がない安心感があります。この、安定と個性の混在具合が、生活の快適さを支えている気がします。

東京では、とにかく歩きます。歩いて歩いて歩きまくる。今回の帰国で思ったのは、以前東京に住んでいた頃には電車で行っていた様な場所も、意外と地図で見ると歩ける距離にある事に気付き、東京駅、銀座周辺から新橋、汐留くらいまで歩いて行った方が早い事もありました。

一通り散歩をした後、ちょっと一息つこうとコーヒーショップに立ち寄ります。チャイラテを頼み、店の角で書物をしていると、隣の席に男女の4人組が座りました。席間が広くなかったので会話が耳に入って来たのですが、面白かったのがそのうちの二人が元上海在住者でもう一人は元サンフランシスコ在住者。会話の端々に、上海では、サンフランシスコでは、といった言葉が出ます。それを聞きながら、こういう文化のミクスチャーはいいなあ、と。

というのも、ワクチン接種後でも屋外でマスクを外さない人が90%以上の日本。正直この蒸し暑さの中、どうして自己判断でマスクを外す人がこんなに少ないのか考えた時、人の目を気にする文化があるからなんだと気付きます。そんな統一された考え方がいい時もあれば悪い時もあります。そんな時、この隣のテーブルの人たちの様に、様々な土地に住んだ人達が、少しでも「日本らしくない」意見を投じてくれれば、声を上げやすくなるんじゃないか、と思ったのです。

銀座ぶらぶら散歩の締めは、ホテルの前の中華屋さん。その場で食べようと思ったのですが、どうしても喫煙の煙が気になってTo Goをしました。ホテルに戻ってチャーハンと餃子を食べつつ、休足時間の威力に期待してベッドに入りました。